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2010年8月18日水曜日

ラコタの言葉。

アメリカインディアンの言葉はしばしば、心に沁みいるような響きをもっている。癒やしを求めて彼らの土地を訪れる人も多いと聞く。アメリカ先住民研究の第一人者が、ラコタ族との交流の中で出会った言葉と、背景にある「ともいき(共生)」の思想、現代に生きる彼らの姿をつづっている。

 他者を助ける気前の良さ、寛大さが徳とされるラコタには、ギブ・アウェイ(与え尽くし)という儀式がある。子供の成人や病気回復などの折に、持っているものを集まった人にあげてしまうのだが、来たい人が勝手に来るので数が読めない。ギフトが足りるか心配する著者にラコタ女性が答えた言葉が、「足りることになっている」。心をこめて準備すれば足りるのだ、と。日本人からするとそんないいかげんな、と思うが、実際、過不足なく儀式は無事に終わる。

 大切なもの、必要なものも無理に手に入れたりはしない。「持つに相応しい時期がきたら、自然とその人の元に来る」からだ。世界は自分以外の何ものかの力が働いて動く、人の力など知れたもの。そういう静かで謙虚な姿勢がそこここにある。物事をいつも思い通りに進めようとゴリゴリやっている私たちが、本当のところ、賢いかどうか。

週刊朝日の記事からですが本当の意味の共生とこんなものかと思う。

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